世界を裏で支配している会社ランキング
第10位 トヨタ自動車

創業者 豊田佐吉
代表者 豊田章男
設立 1937年8月28日
分野 自動車
売上高 28兆4000億円
従業員数 36万5000人
歴史
豊田佐吉が創業した豊田自動織機製作所(現在の豊田自動織機)の一部門として、1933年9月に自動車部が開設される。
1937年にトヨタ自動車工業を設立する。
1955年にトヨペット・クラウンを発表する。1957年に米国トヨタを設立する。
1967年にトヨタ2000GTを発表する。
引用:「トヨタ自動車75年史もっといいクルマつくろうよ」より一部編集
1997年にプリウスを発表する。
2005年に愛・地球博にトヨタグループ館を出店する。
2009年にレクサスLFAの発表。

世界を支配できた理由

トヨタ自動車が世界を支配できた理由は、強力な販売網と効率的な生産体制、高性能な自動車、高級車ブランドがあるからです。
戦前に日本にあるGM代理店をトヨタに引き込むことにより、日本の自動車業界の中心的存在になりました。
また米国で現地生産・北米向けの車種の販売などを行った結果、アメリカの自動車シェアの2位の座を勝ち取ります。
またトヨタ生産方式である「カイゼン」を行い、工場の生産効率を大幅に上げ、低コストで大量生産ができるシステムを作りました。
またランドクルーザーは舗装されていない道路や雪道に強いことから、雪国や中東、さらには紛争地帯でも愛されています。またイスラム国の兵士も愛用していました。
さらに高級車ブランドである「クラウン」や「レクサス」などを販売することによって庶民から富裕層のニーズをつかみ取ることに成功しました。
第9位 ザ コカ・コーラ カンパニー

創業者 エイサ・グリッグス・キャンドラー
代表者 ジェームス・クインシー
設立 1892年1月29日
分野 飲料
売上高 3兆1850億円
従業員数 6万2000人
歴史
1886年に米国ジョージア州アトランタで「コカ・コーラ」が誕生します。
1892年にザ コカ・コーラ カンパニーが設立されます。
1895年に米国全州でコカ・コーラを販売します。
1929年には28か国で製造されます。
1964年に初のプルトップ缶入りのコカ・コーラを販売します。
1978年には中国政府から中国での販売許可が下ります。
1982年にダイエット コカ・コーラを発売します。
引用:日本コカ・コーラ株式会社「年表から見るコカ・コーラの歴史【コカ・コーラの歴史】より一部編集

世界を支配できた理由

ザ コカ・コーラ カンパニーが世界を支配できた理由として、定価5セントの維持と世界の数人しか知らない秘密のレシピがあるからです。
コカ・コーラは世界大戦や大恐慌の時でも5セント(0.05ドル)の状態を50年以上続けました。そのため、世界中の多くの人がコカ・コーラを気軽に飲むことができました。
またコカ・コーラのレシピを知っている人は世界に数人しかいないとされています。またコカ・コーラのレシピはジョージア州アトランタの「ワールド オブ コカ・コーラ」内にある特別な施設の金庫に厳重に保管されています。
そのためコカ・コーラのレシピは他社が知ることができないので、コカ・コーラが不動の地位を築くことができました。
第8位 マクドナルド

創業者 マクドナルド兄弟
代表者 サラ・カサノバ
設立 1940年5月15日
分野 飲食
売上高 1560億円
従業員数 23万5000人
歴史
1948年にアメリカ・カリフォルニア州でマクドナルド兄弟が始めた店がマクドナルドの原点です。
ハンバーガーやシェイクなど、車を運転しながらでも食べられるものを提供していました。また調理を分業化することで素早くサービスを提供しました。
この人気店をフランチャイズとして成長させたのが、レイ・クロックです。
マクドナルド兄弟との間にフランチャイズ契約がされ、1955年にイリノイ州郊外に「マクドナルド」1号店が誕生しました。
どの店舗でも同じ味とサービスを提供できるシステムを作り出し、誕生から8年で国内500店舗を達成します。
12年目には、国外初出店となるカナダ店がオープンしました。
1971年に東京の銀座三越で日本の第1号店がオープンしました。
その後も海外への出店を推し進めていき、世界100以上の国と地域に3万5000店以上の店舗を構えることになりました。
しかし、上海の食品工場で鶏肉が賞味期限切れだったにも関わらずマクドナルド提供されていたとして、マクドナルド離れが進みました。
引用:クックドア「誰もが知っている『マクドナルド』!『マクドナルド』の歴史がファーストフードの歴史?」より一部編集

世界を支配できた理由

マクドナルドが世界を支配できた理由は、100円で購入できる手軽さと、圧倒的なスピードで提供できるシステムがあるからです。
マクドナルドは人件費を削るため、最低賃金に近い賃金で従業員を雇っています。また冷凍肉を使用したり、大量に購入することにより原価を抑え、低価格でファーストフードを提供しています。
また注文を受けてから60秒以内で客に届けるといったサービスを実施し、素早く食べれるというイメージを定着させることに成功しました。60秒以内で届けられる理由として、徹底したマニュアルに沿って従業員が行動していることが挙げられます。
このようにマクドナルドは低価格と徹底した合理主義、他の追随を許さない圧倒的なスピード提供を実現し、全世界の人の胃袋を満たすことに成功しました。
第7位 ゴールドマンサックス

創業者 マーカス・ゴールドマン、サミュエル・サックス
代表者 デイビット・M・ソロモン
設立 1869年
分野 投資銀行
売上高 3兆6620億円
従業員数 3万6000人
普仏戦争勃発(1870年)の前年に、バイエルン王国のユダヤ人マーカス・ゴールドマンが信用手形引受を営んだのが起源です。
1887年にクラインワート商会と提携します。
1896年にニューヨーク証券取引所へ参入します。
1906年にシアーズを買収し、株式公開をしました。
2010年にゴールドマンショックが発生し、世界的に株価が暴落しました。
最近では人工知能を取り入れて、トレーダーの人員を削減しました。
引用:ウィキペディア「ゴールドマン・サックス」より一部編集

世界を支配できた理由

ゴールドマンサックスが世界を支配できた理由は、為替市場や株式市場をコントロールできるほどの財力と情報力があったからです。
ゴールドマンサックスのような投資銀行は、多額の資金を利用し、一般人よりも先に株価や為替に影響を与えるような有益な情報を手に入れることができます。
このようにゴールドマンサックスは財力で為替市場や株式市場を支配し、世界経済に大きな影響を与える存在になってしまいました。
第6位 マイクロソフト(Microsoft)

創業者 ビル・ゲイツ、ポール・アレン
代表者 サティア・ナデア
設立 1981年6月25日
分野 インターネット製品、ソフトウェア
売上高 12兆円
従業員数 13万1000人
1975年にビル・ゲイツとポール・アレンがアルバカーキで創設しました。
1980年代にマイクロソフトはOSの開発、販売に乗り出します。
1995年に全世界で大々的な広告キャンペーンを行ったことで、一般消費者もパソコンを購入し、Windows 95は世界的ヒット商品になりました。
2001年には、安定した運用が行えるWindows NTをベースに家庭向けの操作しやすい環境を組み込んだWindows XPが発売されました。
2000年代には家庭用ゲーム機市場にも参戦、PCのノウハウが詰め込まれたXBOXを2001年に発売します。
XBOXはアメリカにおいては高いシェアを持つようになります。
2012年に、Windows 95以来の大幅な操作環境の変更を行ったWindows 8が発表され、Microsoft Surfaceも宣伝されました。
引用:ニコニコ大百科「マイクロソフト」より一部編集

世界を支配できた理由

マイクロソフトが世界を支配できた理由は、Apple製品を参考に低価格で一般人が買いやすいパソコンソフトを開発したからです。
また情報社会の現代では、パソコンが必要不可欠であり、情報社会になくてはならない存在だからです。
Appleはパソコン+OSで販売していますが、マイクロソフトはOS単体でも購入することができるようにし、Apple社のMacに価格で対抗しました。そのため低価格でパソコンを購入したい一般消費者に広まりました。そのためWindowsはOS世界シェアの86.2%を占めるようになりました。
全世界のパソコンがWindowsのOSを使用しているので、マイクロソフトは情報社会でなくてはならない存在になりました。
第5位 アップル(Apple)

創業者 スティーブ・ジョブズ
代表者 ティム・クック
設立 1976年4月1日
分野 インターネット製品・ソフトウェア
売上高 26兆5600億円
従業員数 13万2000人
1976年にスティーブ・ジョブズ氏がスティーブ・ウォズニアック氏らとともに、実家のガレージで創業します。
1976年に「AppleⅠ」というパソコンの成功を機に、1977年ジョブズ氏らにより法人化します。
1983年にスティーブ・ジョブズが新社長になります。
1984年にMacintoshを発売するも、思うように売上が伸びず、Macintoshの過剰在庫に悩まされることになります。
その後、Macintosh失敗の責任を問われ、結果的にジョブズ氏がAppleから追い出されます。
1997年に暫定CEOとしてジョブズ氏がAppleに復帰し、マイクロソフトなどの提携などもあり、黒字化に成功しました。
2001年にiPodを発表します。
2004年にiPod miniを発売し、大ヒット商品になります。
2007年には、iPhoneを発売し、スマートフォン市場に乗り出します。
iPhone大学「Appeleの歴史」より一部編集

世界を支配できた理由

Appleが世界を支配できた理由は、Apple製のパソコンとスマートフォンが世界中で使用されているからです。特に日本では、スマートフォン市場の大部分をiphoneによって占められています。
またマイクロソフト社のWindowsのソフトがAppleで使用できないことや、人口知能を搭載したSiriや音楽ダウンロードアプリのiTunesなどのApple独自のソフトを開発することによって、マイクロソフト社と差別化することに成功しました。
またWindowsにはない独自のデザインやロゴマークなどによって「Apple信者」を生み出しました。
マイクロソフト社のWindowsにはないデザインやソフトが、世界中の人々を魅了しています。
いまやスマートフォンなしでは生活できません。そのため世界中で使用されているiphoneは多くの人々に必要不可欠な存在になっています。
第4位 アマゾン(Amazon)

創業者 ジェフ・ベゾス
代表者 ジェフ・ベゾス
設立 1994年
分野 小売業・IT
売上高 17兆7866億円
従業員数 64万7500人
歴史
1994年7月にAmazon.com, Incの前身となる法人「Cadabra.com」を設立します。
1995年7月16日にアマゾンの正式サービスを開始します。
1997年5月14日にNASDAQに上場を果たし、初値は1株18ドルをつけます。
1998年6月にミュージックストアを開設し、音楽配信事業に参入します。
2001年6月16日に 「音楽」「DVD」「ビデオ」のストアを同時オープンします。
コンビニ・ATM・ネットバンキング払いを2006年4月に開始します。
電子書籍販売サービス「Kindleストア」(Kindle Store)を2007年11月19日に開設します。
2009年 6月22日にAmazonギフト券をコンビニエンスストアにて販売を開始します。
2011年9月、電子書籍リーダーである「Kindle Fire」を発表します。
引用:ウィキペディア「Amazon.com」より一部編集

世界を支配できた理由

Amazonが世界を支配できた理由は、通販にITを導入したからです。
Amazonが配送サービスを始める前までは、通販はとても手間がかかりました。なぜなら通販カタログから欲しい商品を見て、電話や手紙で連絡した後に銀行振込をするという手続きをしなければならなかったからです。また明日商品が届くことは難しく、すぐに手に入れることができませんでした。
しかし今ではAmazonのサイトで欲しい商品をインターネットで調べて、その場でクレジットカードで購入することができます。クレジットカード以外にもコンビニでAmazonギフト券を購入できるので、未成年やクレジットカードに抵抗がある人でもAmazonを利用することができます。Amaozon Primeを利用すればその日に届く商品を自宅で購入することもできます。
また書籍をどこでも読めるようにするために電子書籍サービスに乗り出し、出版業界に衝撃を与えました。電子書籍であれば本屋に行かなくても欲しい本を読むことができます。
このようにAmazonは欲しいものが自宅ですぐに届くという消費者ニーズに応えることに成功したので、世界的企業になることができました。
第3位 フェイスブック(Facebook)

創業者 マーク・ザッカーバーグ
代表者 マーク・ザッカーバーグ
設立 2004年2月
分野 IT
売上高 1兆3230億円
従業員数 2万3000人
歴史
2004年にマーク・ザッカーバーグはハーバード大学の学生が交流を図るための「Thefacebook」というサービスを開始したのがフェイスブックの始まりです。
その後、ハーバード大学だけではなく、スタンフォード大学やコロンビア大学などのアメリカの大学にもサービスを広げます。
その後、マイクロソフトの目に留まり、2007年にマイクロソフトから264億円の出資をしてもらいました。
2009年にはMySpaceを抜き、世界最規模のSNS交流サイトになりました。2012年5月18日にはアメリカのナスダックで株式上場を果たしました。
引用:ウィキペディア「Facebook」より一部編集

世界を支配できた理由

フェイスブックが世界を支配できた理由として、それまで一般的だった匿名投稿を顔写真付き実名投稿にしたからだと考えられます。
「にちゃんねる」や「Yahoo知恵袋」などの従来の匿名の投稿サイトは、顔と実名がわからないので基本的には誰が発信したのかがわかりません。
しかし、フェイスブックは顔写真と実名がわかるので、誰が発信したのかがわかります。その結果、信頼性の高い情報を入手することができます。
また顔写真と実名というリアル空間に近い設定は、インターネットとリアル空間の壁を取り払うことに成功しました。
その結果、世界規模で人と人とのやり取りが可能になり、そのことが全世界の人を魅了し、全世界で使われるようになったと考えられます。
第2位 モンサント(バイエルに買収)

創業者 ジョン・F・クイーニイ
代表者 Hugh Grant
設立 1901年
分野 バイオ化学
売上高 5380億円
従業員数 2万1400人
歴史
モンサントは1901年、米ミズーリ州で創業しました。創業したばかりの頃は、サッカリンという人工甘味料を製造していました。
引用:ウィキペディア「モンサント(企業)」より一部編集
1920年代には硫酸やポリ塩化ビフェニルなどの化学薬品を製造し、それが収益の柱になっていました。さらに1940年代には、「2,4-D」という除草剤を製造します。1960年代には、ベトナム戦争で使用された除草剤も製造するようになりました。
さらに1980年代には、世界初となる植物細胞の遺伝子組み換えを行いました。遺伝子組み換えに成功してからは、除草剤と種をセットで販売するビジネスで世界的企業に成長しました。

ベトナム戦争とモンサント

アメリカ軍は、ベトナム戦争(1965年から1975年まで)で枯葉剤を飛行機で散布しました。
アメリカは除草剤を使用し、ゲリラ戦法を得意とする北ベトナム軍を無力化する狙いがありました。その除草剤を製造していたのがモンサントです。しかしその枯葉剤には、人体に有害な物質であるダイオキシンが大量に含まれていました。
そのためアメリカ軍が除草剤を散布した地域では、ダイオキシンによる健康被害が発生しました。そのためベトナムでは奇形児が多く産まれました。
また敵味方に関係なくダイオキシンによる健康被害が発生しました。そのことがベトナム反戦運動に繋がったと言われています。
世界を支配できた理由

モンサントが世界を支配できた理由は、除草剤と種子をセットで販売するビジネスが成功したからです。
モンサントが農家に販売する種子は通常の種子とは全く異なります。モンサントはF1種子と呼ばれる遺伝子組み換えを行った種子を農家に販売します。その種子から発芽した農産物は、病気に強く、また害虫が寄り付かない成分を発生させることにより、収穫量を安定させます。
さらに種子とセットで販売をしている除草剤によって、雑草が生えないので田畑の管理が楽になります。
しかし、モンサントのF1種子はその代でその効力を終えます。その結果、農家はモンサントから種子と除草剤をセットで購入せざるを得ません。
そのため、収穫量の安定と引き換えにモンサントに依存せざるを得なくなり、モンサントは世界中の農業を支配できるようになりました。
第1位 グーグル(Google)

創業者 ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン
代表者 サンダー・ピチャイ
設立 1998年9月4日
分野 IT・ソフトウェア
売上高 13兆6800億円
従業員数 9万8700人
歴史
スタンフォード大学の博士課程に在籍していたラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンによって創業されます。
2001年8月に、アメリカ国外で初めての現地法人としてグーグル合同会社が日本の東京で設立されました。
2004年8月19日、Googleの株式公開(IPO)が行われ、ナスダックに上場します。
2011年5月、Googleの月間ユニークユーザー数が初めて10億人を越えました。
2012年、Googleの年間収益が初めて500億ドル(約5兆円)に達しました。
引用:ウィキペディア「Google」より一部編集

世界を支配できた理由

Googleが世界を代表する企業になれた理由は、様々な企業を買収したことや、「検索」=「Google」というイメージを定着させ、「情報」という現代社会でとても貴重な商品を取り扱っているからです。
Googleは様々なIT企業を買収しました。あなたが1週間に1回以上見るであろう「YouTube」もGoogleが2006年に買収をしました。それ以外にも、人工衛星や航空写真のソフト開発を手掛ける「Keyhole」を2004年に買収しました。
さらに「グーグル先生」や「ググれ」という言葉があるようにGoogleは検索の代名詞になっています。また言葉だけではなく、画像で検索する機能もあります。そのため「検索」をするにはGoogleは避けては通れません。
このようにGoogleは「検索」=「Googleで検索」というイメージを定着させました。またあなたが知らない土地に旅行するときや、欲しい商品を手に入れたい場合にGoogleの検索機能は大活躍するはずです。
現代社会にとって情報はとても貴重です。そのためGoogleは「情報」というパワーワードを武器に世界的企業に成長をすることができました。